はじめに
子育ては誰にとっても大変なことですが、HSP(高感度パーソナリティ)の方にとってはさらに大きな困難を伴います。HSPは感受性が高く、刺激に敏感で疲れやすく、周りの影響を受けやすい特性を持っています。本日は、HSPの方が子育てで直面する課題と、それを乗り越えるためのヒントをご紹介します。
HSPが子育てで直面する課題
HSPの方が子育てで直面する主な課題を挙げましょう。
刺激と疲労
HSPは日常の様々な刺激に敏感に反応するため、子どもの泣き声や騒ぎ声などの強い刺激に疲れやすい傾向にあります。また、保育園や学校の環境の変化やママ友付き合いなども、大きなストレスになりがちです。
子育てと仕事の両立にも苦労します。HSPは気持ちの切り替えが上手くいかず、帰宅後も仕事の心配事を引きずってしまいがちです。そのため、夜間の家事・育児に集中できず、体力的にも精神的にも消耗してしまいます。
子どもの感情への共感
HSPは共感力が高く、子どもの気持ちを汲み取りすぎてしまいがちです。たとえば、子どもが保育園に行きたがらない時、理由を想像して子どもの気持ちに寄り添いすぎてしまい、自分も落ち込んでしまうことがあります。
子どもの感情のコントロールができず、HSPの母親自身も感情が高ぶり、後悔するようなしつけをしてしまうこともあります。
周囲とのコミュニケーション
HSPは他者の影響を受けやすく、周りの目を気にしてしまいます。保育園の先生や他のママ友から子育ての方法を指摘されると、HSPの母親は傷つきやすい傾向にあります。また、助けを求めることも難しく、孤独な子育てに陥りがちです。
一方で、HSPの母親は子どものちょっとした変化にも気づきやすく、子どもの気持ちや要求をきめ細かく汲み取ることができます。しかし、子どもからも過剰に求められ、HSP母親の負担が重くなることもあります。
HSPの母親でも楽しく子育てするために
HSPの母親が子育ての喜びを感じられるよう、いくつかのヒントをご紹介します。
自分を大切にする
HSPの母親は、自分の時間を作り、心身をリフレッシュさせることが重要です。子育てに追われ、自分のケアを後回しにしがちですが、疲れがたまると子育てにも影響が出ます。適度な運動や読書、趣味の時間を確保することで、ストレス解消につながります。
また、完璧を求めすぎず、自分のペースを大切にすることも大切です。家事や育児で手を抜くところは抜き、できないことは無理せず、自分を受け入れることが大切です。
周りの助けを借りる
一人で抱え込まず、パートナーや家族、友人に助けを求めることが重要です。HSPの母親は人の手を借りるのが苦手な傾向にありますが、協力を求めることで負担が軽くなります。また、同じHSPの親同士で情報交換をしたり、専門家に相談したりすることで、適切なアドバイスが得られるでしょう。
子育ての悩みは個人差があり、一概に言えませんが、自分に合った方法を見つけていく過程で、他者の意見を参考にすることは有益です。
心の境界線を意識する
HSPの母親は子どもの気持ちに共感しすぎがちです。子どもの感情に振り回されすぎないよう、自分と子どもの境界線を意識することが大切です。子どもの気持ちを受け止めつつも、自分の心の距離を保つ工夫が必要です。
また、子どもの言動を深読みしすぎず、事実をありのまま受け止めることが肝心です。常に子どもの気持ちを想像するのではなく、時には気分転換を図り、自分の心を整える機会を作ることをおすすめします。
まとめ
HSPの母親は、繊細な特性から子育てで大きな困難を感じることがあります。しかし、自分の気質を理解し、自分を大切にしながら、周りの助けを借りることで、子育ての喜びを見出すことができます。完璧を目指さず、自分のペースを大切にしながら、子育ての楽しさを味わってみてください。
===========================
「もしかして、私って・・・産後うつ?」チェックリストはこちら
QRコードを読み取ってチェックしてみてね♬
https://resast.jp/page/fast_answer/11209
===========================
この記事へのコメントはありません。